赤ちゃんを迎える準備を進める中で、ふとウェディングドレスのことが頭をよぎることはありませんか。
「またいつか着るわけでもないし、でも捨てるのも違う気がして・・・」
そう感じているなら、今がリメイクを考える最もよいタイミングかもしれません。
ウェディングドレスのリメイクというと、「1着作って終わり」というイメージを持たれる方が多いのですが、実は1着のドレスから複数のアイテムをまとめて作ることができます。
生地を余すことなく活かすことで、子どもの成長に沿って長く使い続けられるものを、一度にそろえることができるのです。
1着のウェディングドレスから10点ものアイテムを作ったときの記事はこちらから >>
この記事では、リメイクで作れる代表的な4つのアイテムを、それぞれご紹介します。
「どれを作るか」を考えるための参考として、ぜひお読みください。
出産前に動いた人ほど、後悔が少ない理由

赤ちゃんが生まれると、日常は一変します。
授乳、沐浴、寝かしつけ。最初の数ヶ月は、自分のことを考える余裕がほとんどありません。
「ドレスのリメイク、そのうちやろう」と思ったまま、気づけば子どもが3歳になっていた、という話は珍しくないのです。
妊娠中に依頼を済ませておくと、ちょうどハーフバースデーや生後100日のころに手元に届きます。
慌てて準備しなくても、記念日に間に合う。それだけで、育児中の心理的な余裕がひとつ生まれます。
もうひとつ、知っておいてほしいことがあります。
ウェディングドレスは、保管期間が長くなるほど素材が傷みやすくなります。
変色やレースのほつれが出てしまってからでは、作れるアイテムが限られることもあります。
状態が良い今だからこそ、選べる選択肢が広い。それがリメイクの現実です。
「いつかやろう」が「やっておけばよかった」に変わる前に、一度ドレスの状態を確認してみてください。
1着のドレスから作れる、4つのリメイクアイテム
ウェディングドレスには、表地・チュール・レース・ビーズ刺繍・裏地など、複数の素材が使われています。
1アイテムだけ作ると余ってしまう素材も、複数のアイテムに振り分けることでドレス全体をきれいに使い切ることができます。
以下に、特に人気の高い4つのアイテムをご紹介します。
① ベビードレス
最も選ばれているリメイクアイテムです。
生後数ヶ月から1歳前後のお子さまが着るサイズに仕立てるため、ハーフバースデーや初誕生日、お宮参り、初節句など、記念日の撮影衣装として活躍します。
リメイクのポイントは、元のドレスの「印象的な部分」を失わないようにすることです。
たとえばバストのビーズ刺繍は胸元に、チュールのボリュームはスカートの広がりに・・・
元ドレスのデザインを読み解きながら、赤ちゃんのサイズに落とし込んでいきます。
完成したベビードレスには、ひと目でわかるドレスの面影が残ります。
着用できる期間は短いものの、その分「この時期だけの一着」という特別感があります。
生後6ヶ月から1歳ごろのかわいいしぐさを、ドレスの記憶と一緒に写真に残せるのがベビードレスリメイクの最大の価値です。
② アクセサリー(カチューシャ・コサージュ)
ベビードレスと同じ素材で作るアクセサリーは、セットとして使えるため撮影時にとても重宝します。
ドレスに使ったレースやチュールの余り生地を使って仕立てるため、素材感と色みが自然に揃い、コーディネートに迷いません。
カチューシャは赤ちゃんの頭に添えるだけで写真の印象がぐっと華やかになり、ベビードレスとの一体感が生まれます。
コサージュはドレスの胸元やバッグに添えて使えるため、子どもが大きくなってからも発表会や入学式などフォーマルな場面で長く活躍します。
どちらも「このアクセサリー、ママのウェディングドレスで作ったんだよ」と話せる日が、いつか必ず来ます。
ベビードレスと一緒に依頼する場合、同じ素材から切り出すため素材の無駄が出にくく、まとめて依頼する組み合わせとしても相性が良いアイテムです。
③ ポーチ
ウェディングドレスの素材——シルク、オーガンジー、レース——は、もともと最高級品として作られたものです。
その素材をそのままポーチに仕立てると、市販品では手に入らないラグジュアリーな質感の一品が生まれます。
化粧品や小物を入れる日常使いのアイテムでありながら、手に取るたびに素材の上質さを感じられる、特別な佇まいになります。
ビーズ刺繍やレースが印象的な部分をポーチの表面に配置することで、元のドレスのデザインをそのまま手元に残すことができます。
ベビードレスやアクセサリーに使う素材とは異なる部分・・・たとえばトレーンや裏地などを活かすことができるため、ドレスを余すところなく使い切る組み合わせとしても相性が良いアイテムです。
出産後、育児の慌ただしい日々の中でも、ふとポーチを手に取ったときにあのドレスを思い出す。
実用品でありながら、毎日の暮らしの中に記念日の記憶をそっと置いておける、そんな使い方ができるアイテムです。
④ レース装飾フォトフレーム
生まれてきた赤ちゃんの写真を飾るフォトフレームの縁を、ドレスのレースや生地で装飾するリメイクです。
一見シンプルなアイデアですが、「写真の中の赤ちゃん」と「額縁を飾るレース」が同じドレスの素材でつながっているという点に、深い意味が生まれます。
インテリアとして飾っていても、来客に「この額縁、素材が特別だね」と気づかれることがあります。
そこから「実はウェディングドレスをリメイクしたんです」という話ができる・・・そんなさりげない自慢ができるアイテムでもあります。
ベビードレスやポーチを作った後の端切れを使って作ることが多く、「余った分で作れるものがある」という安心感にもつながります。
組み合わせを選ぶときの考え方
何を組み合わせるかは、ドレスの素材・量・デザインによって変わります。
チュールがたっぷりあるドレスはベビードレスとアクセサリーのセットに向いていますし、レースや刺繍が印象的なドレスはポーチやフォトフレームに活かしやすい。
まず「このドレスで何が作れるか」を専門家に確認することが、後悔のない組み合わせ選びの第一歩です。
一度に複数のアイテムをまとめて依頼することで、素材を無駄なく使い切ることができます。
後から「あの部分も何か形に残しておけばよかった」とならないためにも、依頼前に「作れるものをすべてリストアップしてもらう」という相談の仕方をおすすめします。
大切なドレスの素材を、できるだけ形として残すために

1着のウェディングドレスには、1つのアイテムに収まらないほど豊かな素材が詰まっています。
ベビードレスだけで終わらせるのではなく、ヘアアクセサリー、コサージュ、ポーチ、フォトフレームと、それぞれの場面で使えるものをまとめて作っておく。
そうすることで、ドレスの記憶は子どもの成長とともに、さまざまな形で家族の暮らしの中に居続けることができます。
妊娠中の今だからこそ、少し先を見越してリメイクを考えてみてください。
生まれてくる赤ちゃんのために準備するものの中に、ウェディングドレスのリメイクを加えることは、きっと後から「あのとき動いてよかった」と感じる選択になると思います。
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