結婚から10年、15年、20年と時が経ち、クローゼットや押し入れで眠り続けるウェディングドレス。
引っ越しの荷造りをするたび、年末の大掃除のたび、その存在が気になっていませんか。
子供が成長して収納スペースが必要になった。マイホームへの引っ越しで荷物を減らしたい。
親の家の片付けをしていて、自分のドレスの処分も考え始めた。断捨離ブームで家中を見直している。
様々な理由で、ウェディングドレスの処分を考えるタイミングが訪れます。
でも、いざ捨てようと思うと手が止まる。結婚式という人生の大切な日に着た特別な一着だからこそ、簡単にゴミとして捨てることに抵抗を感じるのは当然のことです。
「このまま捨ててしまっていいのだろうか」・・・そんな葛藤を抱えている方に向けて、ウェディングドレスの処分以外の選択肢をご紹介します。
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ウェディングドレスを処分できない本当の理由

多くの方がウェディングドレスの処分に踏み切れない理由は、単なる「もったいない」という気持ちだけではありません。
そこには結婚式当日の感動、パートナーとの約束、家族の祝福、友人たちの笑顔。
数え切れないほどの思い出が詰まっています。高額な買い物だったという経済的な側面もあるでしょう。
何より、「捨てる=その日の思い出を否定するような気がする」という罪悪感が、処分を躊躇させているのではないでしょうか。
でも、大丈夫です。捨てること以外にも、あなたのウェディングドレスには可能性があります。
選択肢1 リメイクで新しい価値を生み出す
ウェディングドレスを「終わったもの」として処分するのではなく、「新しい何か」に生まれ変わらせる。それがリメイクという選択です。
なぜ今、ウェディングドレスのリメイクが選ばれるのか
リメイクの最大の魅力は、思い出を残しながら実用的なアイテムに変えられることです。クローゼットで眠っていたドレスが、日常で使える形、目に見える形で蘇ります。
保管していても劣化は進みます。生地は時間とともに黄ばみ、レースは脆くなっていきます。
「いつか娘が着るかも」と思っていても、時代とともにデザインの好みは変わり、サイズも合わない可能性が高いのが現実です。
それならば、今の状態で最高の形にリメイクする方が、ドレスの価値を最大限に活かせます。
リメイクできるアイテムの種類
私たちが提供するリメイクサービスでは、お客様のライフステージに合わせた様々なアイテムをご提案しています。
お子様向けアイテム
子供用フォーマルドレス、キッズタキシード、セレモニードレス、ベビードレス、おくるみ、ボンネットなど。七五三、入学式、結婚式のお呼ばれなど、実際に活躍する場面が豊富です。
メモリアルアイテム
ミニチュアドレス、ミニチュアドール、写真立てなど。リビングや寝室に飾って、毎日目にすることができます。大きなドレスを保管するスペースは不要です。
実用アイテム
ポーチ、巾着など。日常的に使えるアイテムにすることで、思い出を身近に感じられます。
リメイク前のドレスクリーニングについて
長期間保管していたウェディングドレスは、保管前には気づかなかったシミや汚れが発生していることがあります。当社では、リメイク前のドレスクリーニングにも対応しています。



プロの技術で丁寧にクリーニングを行い、ドレスの状態を最良に整えてからリメイク作業に入ります。黄ばみやシミも、多くの場合はクリーニングで改善できます。
また、リアンジェでは劣化部分を避けながら美しさを最大限に活かしたリメイクを得意としています。
「汚れているから捨てるしかない」と諦める前に、一度ご相談ください。
ビフォーアフターで見る変化
「本当にきれいにリメイクできるの?」という不安をお持ちの方も多いでしょう。当社ホームページでは、実際のリメイク事例をビフォーアフター写真でご紹介しています。

大切にしてきたウェディングドレスが、どのように美しく生まれ変わるのか。具体的なイメージを持っていただけるはずです。
選択肢2 フリマアプリで販売する
ウェディングドレスをまだ着られる状態で誰かに譲りたい。そう考える方にとって、フリマアプリでの販売は有効な選択肢です。
ウェディングドレス販売のメリット
前撮りだけで使用したドレス、挙式で一度だけ着たドレスなど、状態が良いものであれば購入希望者が見つかる可能性があります。結婚式の予算を抑えたい方、フォトウェディングを考えている方などが購入してくれるでしょう。
買い手が見つかれば、あなたのドレスは新しい花嫁の特別な日を彩ることになります。金銭的な見返りもあり、処分費用もかかりません。
販売する際の注意点
ただし、いくつか注意すべき点があります。まず、ウェディングドレスは需要が限られるため、すぐに売れるとは限りません。出品から売却まで数ヶ月、場合によっては年単位で時間がかかることもあります。
また、購入時の価格に比べて売却価格は大幅に下がります。

数十万円で購入したドレスでも、数万円、場合によっては数千円での取引になることも珍しくありません。保管状態が悪い、デザインが古い、サイズが特殊といった条件があると、さらに売れにくくなります。
販売前の準備も想像以上に手間がかかります。長年保管していたドレスをそのまま出品するのは印象が良くないため、クリーニングに出すべきか判断に迷うでしょう。
クリーニング代は数万円かかることもあり、売却価格と天秤にかける必要があります。クリーニングせずに出品すれば売れにくくなり、クリーニングすれば利益が減るというジレンマがあります。
さらに、梱包と発送も大変な作業です。ウェディングドレスは大きく繊細で、シワにならないよう丁寧に梱包する必要があります。
適切なサイズのダンボールを用意し、緩衝材で保護し、発送する――この一連の作業は想像以上に時間と労力がかかります。購入者とのやり取りや、質問への対応も必要です。
「思い出のドレスを売る」という心理的なハードルも、人によっては高いかもしれません。
選択肢3 お子様のために保管を続ける
「いつか娘が着るかもしれない」という希望を持って、保管を続けるという選択もあります。
保管を続けるメリット
世代を超えてウェディングドレスを受け継ぐ。それは素敵な家族の物語です。もしお子様が実際にそのドレスを着てくれたら、それ以上の喜びはないでしょう。
物理的にドレスが手元にあることで、いつでも見返すことができ、思い出に浸ることもできます。
保管を続ける際の現実的な課題
一方で、長期保管にはリスクが伴います。
適切な環境で保管していても、生地の劣化は避けられません。湿気による黄ばみ、レースの劣化、装飾部品の錆びや変色などが進行します。圧縮による生地へのダメージ、保管場所の湿気によるカビの発生リスクなどがあります。
何より、20年後、30年後のウェディングドレスのトレンドは今とは大きく異なるでしょう。お子様が「母のドレスを着たい」と思ってくれる保証はありません。体型やサイズの問題もあります。
保管場所の確保も継続的な課題です。引っ越しのたびに大きな荷物として移動させる手間、クローゼットのスペースを占有し続けるストレス。こうした小さな負担が、長年積み重なっていきます。
それぞれの選択肢を比較する
3つの選択肢を整理してみましょう。
リメイク
思い出を残しながら新しい価値を生む。実用的で場所も取らない。確実に形にできる。

販売
金銭的なリターンがある。誰かの役に立つ。ただし売れるまで時間がかかる可能性が高い。
保管継続
世代継承の可能性を残せる。ただし劣化リスクと保管の負担が続く。実際に使われる保証はない。
罪悪感から解放されるために
ウェディングドレスを処分することに罪悪感を感じる必要はありません。大切なのは、そのドレスが持つ「思い出」や「価値」をどう活かすかです。
捨てることだけが処分ではありません。新しい形に生まれ変わらせること、誰かに譲ること、大切に保管し続けること。どの選択も、あなたがそのドレスを大切に思っているからこその行動です。
リメイクという選択は、「処分」ではなく「再生」です。クローゼットで眠っていたドレスが、お子様の晴れ姿を彩る。リビングに飾られて毎日目にする。日常で使うアイテムになる。そうすることで、ドレスは新しい思い出を紡ぎ始めます。

まずは相談することから始めましょう
どの選択肢を選ぶべきか迷っているなら、まずは専門家に相談してみることをおすすめします。
私たちは、ウェディングドレスのリメイクを専門に行っています。長年保管していたドレスの状態確認、クリーニングの必要性の判断、最適なリメイクアイテムのご提案まで、丁寧にサポートいたします。

「こんな状態のドレスでもリメイクできる?」「どんなアイテムにできる?」「費用はどのくらい?」――どんな質問でも構いません。
あなたの大切なウェディングドレスに、最適な選択を見つけるお手伝いをさせてください。処分に困っていたドレスが、新しい価値を持って輝き始める瞬間を、一緒に迎えましょう。
ウェディングドレスリメイクのご相談はこちらから







