リアンジェ

ウェディングドレスリメイク
子供ドレスへ

Disneyキャラクターの中でも、癒し系といえば・・・クマのプーさん。
ちょっと困ったようなマユ毛と、のんびりした性格がとっても可愛いですよね。
そして、友達のティガーといえば、いつもテンション高く陽気なお調子者。

今回ご依頼いただいたのは、仲良しな二人を連想させちゃうティガーの着ぐるみを着た、くまのプーさん。
タオル地でできたぬいぐるみで、ティガーの着ぐるみ部分は、プーさんと一体化していて、脱げません。

タオル地のぬいぐるみは、触り心地・肌触りが良いので人気です。
柔らかな手触りの元となるのはパイルと呼ばれるループしたコットン。

ただ、このループが家具の角や人の爪や何かに引っかかってしまうと、穴ができてしまうこともあります。
また、よくご相談されるのは、経年劣化で生地が薄くなり裂けてしまうパターン。
タオル生地が破れてしまった場合は、毛足が短く、植毛は不可能な為、傷や破れの状況により、生地交換をおすすめすることになります。

ご依頼のプーさんは、お腹の部分、お顔の部分が破れてしまったとのことでご相談いただきました。
よく見ると、肩や足の付け根など、数か所に絆創膏。
きっとご自宅で治療しつつ、大事にされていたんでしょう。
プーさんがご家族にとって特別な存在であることが伝わってきますよね。

とっても愛されているプーさんです。
ティガーの着ぐるみのフード部分、目、眉などできるだけ元のパーツを生かす修理を行いました。

修理工房では、裂けてしまった着ぐるみ部分を補修する生地をいろいろ探し回ったのですが
ティガーの柄と、ピッタリの太さのシマを持ったトラ柄は手に入らず・・・。

そこで、お客様に
①無地の生地で作る方法と、②こちらでオリジナルプリントを施した生地を使う方法・・・
2つの方法をご提案したところ、

②オリジナルティガー柄の生地を作成することに。

元の素材を参考に、そっくりな色の同じミニパイルという素材を手配。
トラ柄の版下を作り、エアブラシでトラ柄をプリントしています。
一番のこだわりは、染料のイエローとブラックを重ねることで、ブラウンカラーを作ったところ。
ティガーの縞模様が再現できたように思います。


修理していないフード部分と、新しく作り直した胴体部分が違和感なく繋がったようにみえませんか?
まあるいお腹がチャーミングなプーさんが完成しました。
後ろから見ると、こんな風に。


職人・スタッフ一同、お客様の気持ちに寄り添った提案をできるよういつも考えています。
もし、大切なぬいぐるみの修理先をお探しでしたら、是非ご相談ください。
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